菜園日誌

ソーヴィニヨンブラン2019にコメントをいただきました。


2021年11月27日 土曜日 曇り(前日から今朝までの雪で〜30cmの積雪)

前回のバッカス2019に続いて、「ペログビワイン日記」の内藤さまから、今回は私たちのソーヴィニヨンブラン2019 にコメント頂きました。ありがとうございます。

https://ameblo.jp/naitosan/entry-12712561806.html

楽しんで頂けたとのコメントをいただくと私たちもいっしょに嬉しくなってしまいます。良い天候に恵まれて完熟の美味しいブドウを収穫することができた2019年、中でもソーヴィニヨンブラン2019は、芳醇な味わいのワインになりました。私たちにとっても”お気に入り”です。

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ソーヴィニヨンブランは、栽培をしていると独特の(山から冷気が流れて来て留まる麓の私たちの畑に固有の?)難しさがあります。春先の寒さ(いわゆる遅霜)に弱くて、特に2020年の春には地上部の多くが枯れる大被害を被りました。寒さに弱いソーヴィニヨンブランの栽培は、(少なくとも私の畑では)諦めた方がよいのではとも考えました。

が、その2020年秋遅くに、その前年収穫の2019ヴィンテージの発酵が終わり(なんと発酵が終わるまでに1年近くを要しました)、このワインを味わってみて、初めてこの品種の持つ潜在的な力(ポテンシャル)の高さを知ることができました。そのことから、この生まれてきたワイン=ソーヴィニヨンブラン2019に励まされる形で、もっとこの品種の栽培について探究してみたいと私は思うようになりました。

2020年11月23日、ソーヴィニヨンブラン2019のラベル貼りの作業。手作業です。

そんな経緯で、2022年の春にはさらに100本の苗を新植する予定で苗屋さんに(昨年から)注文していました。が、つい先週、その苗屋さんから連絡が来て、ソーヴィニヨンブランに関して今年は苗の養成に失敗し、今回、1本も供給できません、とのことでした。私たちの畑での栽培の困難さと、この苗屋さんサイドの困難とは、異なったものとは思いますが、まあ、それぞれいろいろと難しいものです。ゆっくりと進めて行くしかありません。苗の供給の遅れは、もう数年余分に土作りに時間を掛けられる、しめた! とポジティヴに考えることに致しましょう。

2021年11月27日現在の、剪定途上のブドウ畑。枝の残っている(手前の)4列がソーヴィニヨンブランの列です。あと数日で全部を剪定してしまう予定です。

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