菜園日誌

過ぎた季節の思い出:薔薇編(210701撮影)

2021年11月26日 金曜日 雪

積雪のため、少し時間にゆとりができました。それを利用して、懸案のナエマ薔薇のロール症状について調べたところ、どうやらナエマ品種では、遺伝的になぜかそうなっているとのことで、病気ではなく、生理的なロールのようです。ナエマの写真を探していて、ようやく今年の7月1日に撮影したものを見つけました。葉っぱのロールしているのがわかります。

季節外れのお便りになってしまいますけれど、以下に掲載します。

当園の美薔薇・ナエマの花盛り。素晴らしい香り! (香水の名から名前をもらった薔薇です)。蕾が美しく、ゆっくりと全部の花びらが開いて華麗です。Nearly perfect な美しい薔薇です。(住み込みの家庭教師なら Nearly perfect なのは”メアリーポピンズ”です。)
その3メートル向こうはスピリットオヴフリーダム。ややおとなしめのピンクの花色・・こちらは花弁が完全には開かない花形のようです。わが農園の環境にも問題があるのかもしれません。(家庭教師に喩えるならジェーン・エア? ・・よくわかりません。)
背景の丘では私たちのワイナリー建設中。7月1日は生コン敷設の日のようです。

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レディオヴシャーロット。当園を代表する美薔薇です。その3メートル向こうにピエールドロンサール。

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ピエールドロンサール。そのひとつ向こうはトランクィリティ。

ピエールドロンサールのアップ撮影。
さらにアップ。

ピエールドロンサールは当園では一番の晩生で、皆より少し遅れて満開を迎えます。2020年の7月には大きな株に花付き多数で圧倒的な栄華でした。が、2020年11月中旬の早い大雪で樹幹の多くを無惨に折られてしまいました。それでこの2021年の春は、再び背の低い樹として再スタートとなりました。それでも今年、こんなに立派に咲いて楽しませてもらえました。

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話変わって、今年、7月1日といえば、ブドウの花も花盛りを迎えました。以下、簡単にご紹介:

ブドウの花を知っていますか? ブドウは風媒花。華麗な花びらや萼がありません。蕾がキャップのようなものにしまわれていて、それがパンと開く(のだと思います。その瞬間はなかなか見られませんが)。結果、雄蘂がはじけて花火のように5本が飛び出します。蕾たちが一斉に花開くかというと、そうでもなく、上の写真に見られるように、咲いているのもあれば、キャップを被ったままのものもあります。どうやら、数日掛けて三々五々とはじけていくようです。

風媒花・・花咲くその数日の日々に好いお天気が続くと素晴らしい豊作が期待されます。この時期にあいにくの雨が降り続くと・・授粉が上手く行かず、灰色かび病などの病気も発生しやすく、さまざまな、鬱陶しかったり根性ものだったり悲劇だったりのストーリーが展開していきます。

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