雑記

医学研究者としての私の紹介

2019年10月30日 水曜日 曇りのち夕方には晴れ

前回、https://hamadavineyard.com/bacchus2018sushiya-no-okamisan/ の記事でご紹介しました「寿司屋のおかみさん小話」の中で、「医学研究者だったという私の第二の人生」・・と書いていただいておりました。そこで、医学研究者としての私に関しても少しだけPRさせていただくことにします。

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私は大学卒業以来32年間、癌に対する標的治療法の研究を続けました。そのうちの一つ、標的抗体医薬の開発が現在進行中ですので、以下にご紹介します。

私が札幌医科大学在職中に開発した「癌に対する標的治療抗体」たちの一つを基にした「抗体医薬DS-1062」の第1相臨床試験が、2018年2月からスタートしています。2019年6月の中間発表で有望な結果が得られていることが報告されました(下の図を参照ください)。

もう少し多くのスライドもありますので、以下のpdfファイルもご覧いただければと思います。 DS-1062Phase1-190603a.0  また、quercus-mikasa.com のサイトでも紹介しております。http://quercus-mikasa.com/kusanoto/ds-1062clinicaltrial お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。オリジナルはこちらです:

https://www.daiichisankyo.co.jp/ir/library/results/index.html

https://www.daiichisankyo.co.jp/ir/calendar/files/005442/カンファレンスコール資料

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上記とは別に、私が東京薬科大学在職中に内田宏昭先生(現在の所属は東大の医科学研究所)たちといっしょに発明したもう一つの抗体を基にした抗体医薬も現在開発が進みつつあります。これも非常に有望なのですが、臨床研究のスタートまであと2,3年は待たなければなりません。ご紹介できるのはそのスタートの頃になるのでしょうか。ずいぶんと息の長い仕事です。

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