菜園日誌

240724菜園日誌・コンプレッサーを用いて、ブドウの花殻落とし。

2024年7月24日 水曜日 雨

雨の朝なので、漸く、懸案のホームページへの投稿に時間を使えている。

10日ほど前から、私たちは毎日、ブドウの花殻落とし作業である。

花殻を落とす前の房。ゴミがついているとともに、房が上向きに捕捉されている。2024年7月18日撮影。

上記の房をアップで写したもの。受粉がうまくいかなかった花が「花殻」で、そのまま付着し続けると、秋の収穫期ごろになって灰色かび病が発症する。

上記の房の花殻を丁寧に吹き飛ばした。花殻がすっかりなくなって、綺麗。コンプレッサーを使うと極めて能率的に作業を進めることが可能になった。
上向きに捕捉されていたものをほぐして、自然に垂れるように直した。房が自由に成長できるようにしたり、風通しを良くするために少しだけ除葉しておくのも、この作業工程の一つ。
補足: コンプレッサーの圧はレギュレーターのつまみを調整して、〜0.6MPaとしている。余り高い圧を用いると果皮の弱い品種では凍害を受けることがあるので要注意。0.6MPaの圧で花殻は完全に吹き飛ばせる。圧縮空気を連続して大量に使う作業なので、コンプレッサーの能力は高いものが使いやすい。

茶色〜黒の花殻の残っている(別の)房。2024年7月18日撮影。

コンプレッサーにて、空気を圧縮して、その圧縮空気を細いノズルを介して噴射。花殻を飛ばしたあとの房。逆光線を浴びると、美しい翡翠色に輝くのが自慢。2024年7月18日撮影。

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受粉がうまくいかなかった花。いわゆる花震いが多く、実の入りが少なく、残念な房。

同じ房。このような残念な房に関しても、灰色かび病には罹ってしまうので、当園では丁寧に花殻を吹き飛ばしている。灰色かび病を防ぐことができれば、秋の収穫時には房をハサミで切って、そのまま収穫できるのでとても気分が良い。

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