2024年7月30日 火曜日 曇りのち晴れ
この7月、北海道(空知地方)は雨が多く、蒸し暑い。ブドウ栽培については、厳しい天候が続いている。7月というのに、早くも灰色かび病が発生。厳重注意状況。
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実は、私、灰カビの初期症状を意識したのは今回が初めてかも知れない。通常は、収穫前に突如、末期状態のカビカビで姿を見ていたのである。
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この時期の灰色かび病の発生に関して:
観察: 7月中旬から花殻落とし作業を続けている。その最終段階時期で、すでに灰色かび病の病果がちらほら。
考察: 花殻落としが遅れた房に「灰カビ」が見つかったものの、花殻残存が灰カビの要因とは考えにくい時期(7月下旬)。雨と湿気の多い悪天候(湿気の停留しやすい私たちの畑の微少環境も関与か?)による、一次感染病果によるものと考えた。
プラン:
1)もしそうであれば、病果をとり除くことに意味(波及=二次感染防止を目指す)があるはず。可能であれば、病果を(見つけ次第)取り除くという作業を追加しようか・・(今まで、この10年、幸か不幸か、このような<ぶどうの実が極めて酸っぱい>時期にそのような灰カビの経験がなかったのである。大概は収穫前の時期に灰カビで悩まされていた。なので、局所切除作業に意味があるかどうか、やってみながら経験していくことになりそうだ。)
2)また、できるだけ畑局所(垣根下)の草刈りを行い、湿気がこもるのを防ぐ。
3)副梢が残っていればできるだけ欠いて、風通しを良くする。
4)ぎっしりと実が詰まってしまう8月期以降、灰色かび病の「くすり(=農薬)」はほとんど効果が期待できないと考える。房の中心部まで薬は到達できないのである。
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