ワイン

ワインの保存について

ところで・・
私たちのワインは、保冷庫(13℃)で、高めの湿度(60〜70%)で、瓶を寝かせて保存しております。私たちのワインの製造過程では、自然酵母を用いて発酵させ、濾過も滅菌も行わずに、生きたままの酵母が入っている状態で瓶詰めしております。瓶詰めの際には少量の亜硫酸(抗酸化剤)を加えておりますが、ごく少量です。そのため、ワインの保存には若干の注意が必要で、品質を保つため冷暗所保存をお願い申しあげております。一般の家庭では、たとえば冷蔵庫の野菜庫に寝かせて保存するのであれば、かなり長期間にわたって品質が保たれるのではないかと思います。
ただ、ワインは生きものといわれることもあるように、香りにも味にも、時とともに変化していく要素があります。味わいのバランスにベストの時期を見つけたいというのもワインの楽しみのひとつかと思っております。
私自身は、ワイン作りを始めたばかりです。たとえば私たちのバッカス2018を2019年秋のリリース時に味わったときと、同じバッカス2018をリリースの1年後、今年2020年の秋に味わったときと、そのはっきりとした違いに新鮮な驚きを感じました。どちらが好きか?・・と自分に問いかけてみますが、容易に答えを出せそうにありません。それぞれに特徴があって、ワインの香りや味の不思議さの世界を垣間見られたようで、その面白さは増すばかりです。
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