2020年10月21日 水曜日 晴れ
バッカス2019 ワインの飲み頃について:
飲み頃などの想定について:
ウェブサイト
に簡単に書いたりしております。
好みによりますが、
一般的には、
バッカス(ドイツ系の品種です)は割と早めに飲んで爽やかフレッシュを楽しむ系統の品種とされております。
私個人の乏しい経験では、
バッカス2018を収穫後2年のところ(ついこの間)飲んでみましたが、去年の秋に飲んだとき(フレッシュ・フルーティなワイン!)とくらべて随分と落ち着いた味わい(大人の白ワイン!)になっていて驚きました。いっしょにテイスティングしていただいた北海道・鶴沼ワイナリーのS農場長さんによると、ドイツではこちらの落ち着いた味わいの方が(バッカスという品種としては)好まれて高く評価されている、とお教えいただきました。
ということで、2019年ヴィンテージのワインについては、2018年ヴィンテージワインとはまた違っていると思うので、確実なことは申せませんが、一般的なお話しとしては、
1)フレッシュ・フルーティなワインがお好みでしたら、もう一本もできるだけ早いうちに(来月にでも)どうぞ。
2)落ち着いた、少しまろやかな白ワインがお好みでしたら、たとえば収穫後2年ぐらいのところでお試しになってはいかがでしょうか。
本当に、好みの問題で、どちらが良いというよりは、どちらが好きか、という選択だと思います。
なお、もっと大切なのは、ワインの保存の仕方で、冷暗所に寝かせて保存してください。乾燥したところに立てて長期に置いておくと、コルクが乾燥して痩せて隙間から酸素が多く入り、ワイン(の香りや味の成分)が酸化され、まずくなってしまうとされています。
私、自分でも、ものは試しとばかりに(実は農作業で激しく忙しかっただけなのですが)、バッカス2018を半分ほど飲んでから残りを冷蔵庫に保存しておいて、1,2か月経過したところで試飲してみましたが、我がワインながらこれは、まずくて全然ダメでした。すっかりと香りが抜けて平板な味になってしまっていました(つまり、コルク栓を抜いてからは、ワインは長持ちはしないという教科書通りの結果でした)。
というわけで、一般家庭では、保存が難しい場合には、できるだけ早くお飲みいただくのが楽しいことかと思っております。
それではどうぞお楽しみくださいませ。
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